春は新年度の切り替わりの時期です。何かと刷新されたり異動があったりと落ち着かない時期でもあるでしょう。中には希望していない部署に配置され、憂鬱な気分になっている方もいるのではないでしょうか。
いくら前向きにとらえようと思っても中々上手くいかないかもしれません。
一方で、このような憂鬱な状況を前向きにとらえなおそうとした実験と考え方、「プランドハプスタンス(計画された偶発性理論)」が心理学の中にあります。あなたが上手くこの考え方を採用できるかはわかりませんが、ここで紹介させていただきます。
プランドハプスタンス
心理学者のクランボルツは、予期しない出来事がキャリアの道筋を作る、という考え方を示しました。実際、クランボルツが成功者へのアンケートを行うと、その内の8割程度が「今の自分のキャリアは、偶然に左右された結果だ」という結果になりました。
キャリアは、自分が想像もしなかった偶然の出来事によって、思ってもみなかった方へ向かう。ならばその偶然を自ら起こし、その偶然の出来事を上手く利用してキャリアを形成しよう。この考えのことを「プランドハプスタンス(計画された偶発性)」と呼んでいます。
偶然をキャリア形成に活かすには、好奇心を持って学びの機会を探し、冒険心を持ってチャレンジし、失敗しても努力を続け、柔軟に考え方や状況を変化させることが必要です。
さらに大事なことは、チャンスは必ずやってくること、そしてそのチャンスを生かせると考えられる楽観さです。
計画と偶発。反対の意味の言葉ですが、計画を立てて偶発的な出来事を起こし、自ら起こした偶発的な出来事がキャリアにつながっていく。すぐには難しいかもしれませんが新たな仕事に取り組む中で、自分の輝ける場所が見つかるかもしれません。
モチベーションマネージャー
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