心の決算書

「今日も疲れたなぁ。」

あなたは帰宅途中、どれくらいの頻度でそんなことを考えますか?

週に1回くらいの人もいれば、ほぼ毎日、なんて人もいるでしょう。心がすり減っていく感じを受ける人も少なくないかもしれません。



会計・経理の世界では、「決算書」というものがあります。私は、働いている人は誰しも「心の中の決算書」を持っていると考えています。

決算書には、「損益計算書」と「貸借対照表」という代表的な書類があります。

「損益計算書」は、活動の結果である「売上」から支払っていく「費用」を差し引いていき、最終的に黒字になるか赤字になるかを計算する書類です。

「貸借対照表」は、自分の活動の源である「資産」と誰かに返済をしなければならない「負債」が記載してある書類です。

「損益計算書」で黒字になったら、「貸借対照表」の「資産」はプラスされ、「損益計算書」で赤字になったら「貸借対照表」の「資産」で赤字を補填していきます。そうして、補填できる資産が無くなってしまうまで赤字が続くと、「倒産」してしまいます。


あなたには、どれくらいの資産が残されていますか?



今日一日で、楽しかったことが嫌なことを上回ったら、あなたの今日の損益計算書は黒字、心の資産は増えていきます。

反対に、嫌なことが沢山あったらその日は赤字になってしまっています。

そんな日が何日も続き、心がすり減り続ければ、いつかあなたの資産も無くなって「倒産」してしまいます。

「損益計算書」を黒字にするためには、「売上」を増やすか「費用」を減らすかのどちらかしかありません。



あなたの「心の損益計算書」も、楽しい思いを増やすか嫌な思いを減らすかのどちらかしかありません。

あなたが永く活動を続けるためにも、楽しい思いを沢山して「心の資産」をしっかり貯められることを願っています。


ファイナンシャルプランナー(AFP)

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